求人サイトで発生する求人詐欺

求人サイトにおいて、求人詐欺が発生し若者も騙される対象になっています。求人詐欺の具体的な例としては、「基本給が提示額よりも低い」「残業が無いことを謳っていたのに全くの嘘だった」「そもそも職種が異なる」「正社員とされていたのに、実際はアルバイトの形態だった」といったものが挙げられます。最初に挙げた「低い給与」の手口は巧妙です。本来は残業代、ボーナス、各種手当は別項目として提示しなければなりませんが、これらを基本給に含めて記載するのです。ですから一見高額の給与だと感じられ、閲覧者も釣られてしまいます。手口の込んだ企業であれば、いわゆる固定残業制を布いて、その分を基本給に含めています。残業時間に関わらず支払われるコストだから、基本給に含めても問題ないという言い分が見て取れます。しかしこのような提示の仕方は認められておらず、求人詐欺の一つであることに変わりはありません。